スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「フタリの記憶」(ミズナスP版)





伊織について。



イベント 『じっくり語り語られてみよう』に参加し、作品について語っています。
作品に対するネガティブな表記を含む部分もありますが、
イベントの趣旨に乗った上での記述とご理解ください。
この作品の語り記事一覧 → 『No.12: 「フタリの記憶」 伊織
企画人のRDG氏、ネガコメ上等で参加してくれた動画作者の皆様、語り手の皆様
この企画に関わる全ての人に感謝しつつ。
このような「場」を作り上げていただき、改めてありがとうございます。

いきなり自分語りになってしまうが、僕は箱○もアイマスソフトも所持していない。
アーケード版の経験も特になく、つまり伊織や他のアイドルをプロデュースしたことがない。
僕が知っている伊織はといえば、ステージに上がり動画に納められた伊織と
CDに収められた伊織と、あとは記録映像として残されたぶたPとのコミュくらいだ。
(ちなみにCDの値段を足すと箱とアイマスが買える額になっている。何やってんだ俺)
だからこのあたり()の人の感じる伊織像は頭で理解できる気もするが
実感としてそういう感情を手に掴んだ事はきっとないだろう。

だがそんな僕でも伊織にはある所感を抱く。
伊織は、頭の最深部に諦念がセットされている子だ。

だからといって認められる事への渇望は決して偽りではないし、
その為の努力も勿論絶対に偽者なんかじゃない。
ただその全ての努力が空回りして水泡に帰した時に
彼女は絶望の底に落ちてしまったりはしないんじゃないか。と思う。
そういう意味での諦念だ。
彼女のいとおしい欠落。
その事について考え耽るだけで涙が搾り取られるほどに切ない横顔だ。

こういう考えを持ったのは、伊織の思考や性格を見てそう思ったのではなくて
もっと意識の介入が少ないステージングのスキルや一瞬の表情を見ての事だ。
アイドルたちの歌への関わり方はまさに十人十色だと前にも書いたが、
伊織のやり方は、曲の奥深くにまで潜りそこで歌う と形容できると思う。
「我」を持てば押しつぶされ形を保てないような深海で歌い上げるのが彼女だ。
表層に立ち現れるツンデレーションで高飛車な態度とは真逆の特質を、伊織は持っている。

この動画は、そんな海の底から強く囁く感情に終始貫かれている。
歌詞中の”ボク”から見て世界は水の中だというイメージがある。
街で生きる我々の世界とは重なり合いながら次元を異にする場所であるとも言える。
動画中でほぼ常に伊織が半透明であることを僕はそう解釈した。
この伊織はきっと誰に手を伸ばしても触れられないだろう。深い断絶。暗い幽閉。

そんな中で伊織は”ボロボロになったキミ”を見つける。
何物にも触れえない彼女が何を見つけたというのだろう?
彼女と繋がっている存在は一つしかない。それは「表層の伊織」だ。
世界のあらゆるものと戦ってボロボロになってしまった自分の半身だ。
フタリの記憶という曲は、実に多くの解釈を許容する歌詞世界を持っている。
ウサちゃんと伊織でもいいし、天使と人間でもいいだろう。
この動画ではそれを「深層の伊織と表層の伊織」だと定義している。(と僕は定義した)
だから表層から零れてくる”キミ”の涙は
”ボク”の世界を満たしている水と混じることなく地表に届き濡らすだろう。
世界を眺めるだけだった”ボク”が”キミ”を認識して手を伸ばした瞬間に、
すべての水と闇が晴れて光が差し込む。
青々とした空には生命が溢れて、風が回りだす。
そしてその時点でこの動画は完結する。2番の歌詞が存在できないのは明白だろう。
相手が自分自身であるならば別れられるはずもない。

この動画の物語を僕が解釈するならば以上のようになる。
歌詞のひとつひとつに対応した丁寧な絵作りがこの動画のキモだろう。
すべての節に伊織の感情が最小劣化で込められていて、
ともすれば小さすぎて消えてしまいそうな囁きまでもがパックされている。
ミズナスPの動画にはいつもこういう繊細さが隠れている。
曲と動画のそのままを定着させるPらしい特質だと思った。
                                           (ミズナスP)

(ちんたら書いている途中でミズナスPによる総括が出てしまった。
 上に書いていることは作者から見れば的外れもいいところだったがそれでもいいや。
 僕はこの動画からこういうものを貰ったという事実だけで十分だ)





スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

マスヲホールド

Author:マスヲホールド
新しく彼女たちと道を歩む婿固め<マスヲホールド>です。
どうか止まらずに進めたらいいな。


画像はマスロダから無断でお借りして候。

リンク
ブログ内検索
RSSフィード
 
kankisen
FC2カウンター
月別アーカイブ
最近の記事
最近のトラックバック
カテゴリー
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。